なんて魅力的で美しくてかっこよくてセクシーなんでしょう。
研ナオコさんの、夏をあきらめて。
吉祥寺に住んでいた子供のころ
母親がこの曲をいつも車の中で聴いていた。
なぜか家から徒歩15分くらいの駐車場を借りていて、
わたしたちは井の頭公園を通って、歩いて帰った。
途中にある古いパン屋さんで、クリームパンを買ってもらうのが好きだった。
夏をあきらめて は
井の頭公園の木々のこんもり湿った感じと、雰囲気が似ている歌だと思っていた。
たいてい夕方のことなので、すこし切なかった。
母は若い頃、あばら骨が浮き出るほど華奢だった。
明るくてちょっと物悲しいようなところも
なんだか研ナオコさんに似ているなあと思う。