宮城に住んでいる友達が東京にきていた。
お互いのマイペースを尊重しているのでこまかな約束はせず、タイミングで会えるときは会う。
昨日は必然的にばったり会った、という表現がぴったりの会い方だった。
お互いの用事が、ぴったりと同じ時間と場所で合ったのだ。
彼女に会うであろう直前に、わたしは家に帰ろうとさえしていたのに、流れでそこにいることになったため、彼女がやってきた。
近所に住んでいても、約束をしても、どうしても会えない人がいたり、会えない時もあるのになあ。
特別なことではないのだろう。でも目の前に相手が現れるとやっぱり嬉しかったり驚いたりする。
彼女も次の用事があったので、時間になったらさっさと去っていった。
あるがまま流れるのを見る。そこには期待もなく。
人と人の関係は、本来こんなものなんじゃないかと思った。